FT8をワッチ開始

FT8

すったもんだありながらも、ようやくやりたかったFT8をワッチ(聴くこと、観ること)できました。

そもそも、40数年ぶりにハム(アマチュア無線のこと)をやろうと思ったのは今年2021年の夏くらい。コロナ禍でハムを復活する人が増えているという噂を聞いたり、また今年は実家に行くことも多くて、実家に住んでいた中高生時代にハムに熱中していたことを思い出したこともあって、ハムをまたやってみようかと思ったのでした。

コールサイン(JR7CVG)は震災の少し前に復活させていて(それまで免許は失効していました)、そのための無線機(TS-680V)も中古で購入していたので、最初はそれから再スタートしようと思っていたのです。

そこで、今回復活するうえで、やりたいと思ったのは次の2つでした。

① DXをやる
② FT8をやる

DXというのは、遠くの人と交信(QSOという)するという意味ですが、日本で言えば、遠くの海外局と交信することを意味しています。僕がハムを始めたのは中学2年生の終わりで、中高生の間は国内交信よりも海外との交信(DX)を中心にやっていましたので、またあの楽しさを味わいたいと思ったわけです。

FT8というのは、40数年前にはなく、今、とても流行っている通信形態で、音声でもなくモールス信号でもなく、パソコンと無線機を接続してデジタル通信するものです。声を発さず、モールスの電鍵も叩かなくてよくて、予め設定した送信内容をパソコンソフトが相手側と通信するため、通信中は見てるだけ、らしいのです。もっとも僕はまだFT8で交信したことがないのでわかりませんが、どうもモールスよりもパワーが少なくても飛ぶ(電波が)し、アンテナが貧弱でも飛ぶということで、ベランダにしかアンテナを取付けられない僕向きだなと思ったのです。

というわけで、僕はこの2つをやりたいということを前提に無線機とアンテナの組み合わせを考えていました。

先に書いたとおり、TS-680Vでまずは再開しようと思ったのですが、どうもその無線機ではFT8が大変困難だと分かりました。できないということはないのですが、できるためには無線機とパソコンの間に置く基板をつくらないとならないようだったのです。僕にとってはその自作はハードルが高いので、別に無線機を購入しようと思って、ヤフオクとかメーカーサイトとか見ていました。

そこで、無線機の候補としては、FTDX10、FTDX3000、FT991A、IC7300を考えていたのですが、海外のYouTubeを見てて、アウトドアで弱い電波(QRPという)でDXをやっているのを見て、とても感動し、同じようにQRPでDXやりたいと思って、そのためにHF(短波)帯に出られて、アウトドアにも持って行けて、また当然自宅でも置いてできる無線機として、IC-705を購入することにしました。

購入したIC-705

そこで、次の問題がアンテナです。

ベランダですから、やはり一般的にはモービルホイップ(自動車に取付けるようなもの)アンテナだろうと思うので、色々と調べて、とりあえずIC-705に合わせて、広いバンド(周波数帯)に出られるようなものにしようと思って、コメットのマルチバンドモービルホイップUHV-9を購入して取付けてみました。

UHV-9

取付けたあと、無線機で聞いてみてもほとんど何も聞こえず。。やはりアンテナの調整が必要だと思って、ちょうど今日は仕事の合間に調整してみました。

合わせるのは当然、各バンドのFT8の周波数です。アンテナ下で調整したらまぁ大丈夫かと思ったのに、無線機のところで測ると、どうも高くなってしまい、HF(短波)帯でまともに出られそうなのが、18MHzと28MHzでした。

そこで、28MHzが一番やりやすそうだったので、そこで次はパソコンと無線機をUSB接続してセットアップ。パソコンにもJTDXというソフトを入れて、まずは次のように海外局の通信を観ることができたってわけです。

FT8の通信ソフトの1つ「JTDX」の画面

どのようにアンテナを調整したとか、FT8の接続を行ったか、というのはまた後日にアップしますが、今日はここまでで、また今度はFT8を送信する場合と、ログ(ハムの交信記録簿)のソフトとの連動、QSLカード(交信証)の連動などやってみようと思います。

いずれにしても、この無線機で変更申請したのがまだ終了していないので、まだ送信はできません。それまでじっくりやり方を調べながら、変更申請が完了次第、すぐに挑戦しようと思っています。

※ 当ブログでは、可能な範囲でハムのことをご存知ない方にもわかりやすく書くことを心がけています。それはハムの専門用語が多いと、新しい人にとっては意味が分からないため入りづらいと思うからです。逆に長年ハムをされている方は、このようなブログ記事をご覧になることもないだろうと思うからでもあります。ご了承ください。

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